6月6日、福島県三春町の宝蔵寺の本堂で、人間国宝 四世茂山千作さん等による狂言の公演が行われました。

 出演されたのは千作さんの他に、ご子息の十三世茂山千五郎、孫の茂山茂、弟子の松本薫、同じく島田洋海の五人の方々です。

 約300人ほどの観客でしたが、お寺の本堂で間近に見る狂言は、楽しく、そして、本当に素晴らしいものでした。

公演のほんの一部をご覧に入れたいと思います。

宝蔵寺
本堂
宝蔵寺は時宗のお寺で、三春の町の中、駅からさほど遠くないところにあります。
この公演は、檀家の我聞会の主催で行われました。
6時半の開演でしたが、5時過ぎにはかなり大勢の人達が集まっていました。
住職の挨拶
狂言の解説
初めに、ご住職からのご挨拶です。
続いて、松本薫さんが、狂言の歴史や所作など、初歩的な解説をして下さいました。
元々は、神社やお寺などの境内で演じたそうで、声の大きなことや、大仰な所作なども、なるほどと思いました。
柿山伏
魚説教
最初の演目は、茂山茂さんと島田洋海さんの「柿山伏」です。
柿を盗んでいるところを見つかった山伏が、烏や猿や鳶の真似をやらされるお話。
農夫にだまされて、懸命に物まねをする山伏・・・
若い二人の熱演に、会場は大爆笑。
休憩を挟んで、二つ目の出し物は「魚説教」です。
お経も知らない元漁師の僧侶が、村人に請われて魚の名前を並べて誤魔化そうとする可笑しさ・・・
94歳とは思えない、茂山千作さんの熱演。
松本薫さんの村人は、品格がありましたね。
最後は、千五郎・茂親子の、「水掛婿」。日照りの田圃の水争いをする義父と婿の掛け合いの可笑しさ。
終わりのところで一寸だけ顔を出す嫁(松本薫)も秀逸です。
玄有宗久さん
三春町に住んでおられる芥川賞作家の、玄有宗久さんも、楽しそうに観ておられました。

 大笑いしながら観ている内に、アッという間に過ぎた2時間半でした。
 舞台を遠くから眺めるのとは違って、狂言というのは本当に大衆芸能だったことを納得させられました。
 チャンスがあったら、また観たいものです。

 写真撮影にフラッシュを使えなかったので、ボケた写真ばかりで、ゴメンナサイ m(_ _)m