精 密 検 査

術式を決めるために、いくつかの検査が組まれた。

(1)
超音波内視鏡=
超音波スキャナを組み込んだ胃カメラで、"がん"の深達度を観察する。
(2) マルチスライスCT= 胃の血管分布の状態を調べる。
(3)
胃 透 視 =
"胃がん"の出来ている場所を確認する。
(4)
胃 カ メ ラ =
手術の際に目印となるクリップを付ける。
(5)
心臓カテーテル=
手術になった場合に心臓が耐えられるかを確認する。

 心カテでは、細かいバイパスが出来ているので(ウォーキングの成果!)、手術には差し支えないとの結果であった。
次は超音波内視鏡だが、その結果は、上の写真に見られるように、粘膜下層に
かなり広がっており、内視鏡的切除は困難との診断であった。
それでも、「どうしても内視鏡で・・・」と頑張れば出来ないことはなさそう
だが、後の再発を心配してビクビクして暮らすよりは・・・と考え、涙を呑ん
で手術を受けることにした (;_;)

最新鋭のマルチスライスCTでは、体の輪切り像だけではなく、それを合成して、立体像を作ることが出来る。
左の写真が、合成された立体像である。
これで問題になるのは、本来はピンクの点線部分にあるはずの"胃大網動脈"が、全く描出されていないことである。
実は、心臓のバイパス手術をした時に、この血管を使ってしまったのだ (>_<)
従って、私の胃は、ほとんどが"左胃動脈"の血流のみで栄養されていることになる。
リンパ節の廓清の際に左胃動脈を温存出来なければ・・・胃全摘?!{{(>_<)}}
考えたくない /(>o<)\

もう一度胃カメラで、目印のクリップをつけた。

胃透視で"がん"の場所を確認すると、噴門(胃の入口)に接するような所にあるのが判った。
これでは、部分切除も難しそうだ。
残された術式は、噴門側胃切除と、胃全摘だけになってしまった。
段々と状況が厳しくなって、気が滅入ってくる。
なんでも自分で理解できてしまうのは良い面もあるが、反面、知らない方が楽かも知れないと考えると、ちょっと辛いものがある。

いよいよ、入院して手術の準備にはいることになった。