入院、そして手術

 8月16日、いよいよ入院となった。
(精密検査の項に書いたCTや胃透視は、入院してから受けている。)
 手術をするに当たって必要な細かい検査があり、それを手術予定日(8月23日)の前に済ませておかなくてはならない。
 ほぼ毎日朝食抜きで、昼食が待ち遠しかった。

 土曜(19日)の午後から月曜(21日)の午前まで、外泊許可をもらって、自宅へ帰った。
 その期間は、心残りのないように、色々なものを食べた。(ひょっとしたら、二度と食べられないかも・・・などと、考えてしまう (-_-;) )

 月曜には、看護スタッフから、右のような看護計画の表を渡された。イラストを使って、判りやすくまとめられており、この通りに順調に進めばいいなぁ・・・と、つい良い方に考えたくなってしまう。

 そして手術前日、主治医から手術についての説明があった。
 大体はこれまでの検査結果から予想していた通りで、内視鏡的切除は避けるべきで、部分切除も噴門(胃の入口)との距離が近すぎるので難しいとのことだった。
 残るのは噴門側胃切除と胃全摘だが、胃を栄養する血管が乏しいので全摘になる可能性が高いとの説明であった。
 患者としては、多少でも胃が残こればと考えているので、その辺を考慮して欲しいとの希望を伝え、最終的には主治医の判断に任せることとした。
 専門知識を持っていて、しかも先輩でもある患者の主治医となったY先生は、さぞかしやりにくかったことだろうと思っている。

 8月23日、手術当日朝8時45分、カミサンと娘夫婦に見送られて手術室へ・・・
 最近は、点滴や胃管チューブ・膀胱内留置カテーテルなどは麻酔が掛かってから入れるようになっているので、邪魔なものはなにもない。
 ストレッチャーで手術室に運ばれるのは、心臓の手術の時と今回と二回目で、つい昔のTV映画"ベン・ケイシー"を思い出してしまう (^^ゞ
 手術台に移ると、先ず背中から硬膜外麻酔の細いチューブが挿入された。
 これは術後の疼痛管理にも使われ、術後の痛みを抑えるのに大変有効な方法である。
 そこから先は、全く記憶に残っていない。
 カミサンの話では、手術室から出る時に「全部か?」と聞いたそうだが、これも覚えていない。前回もそうだったので、手術を受けた大部分の人が、同じなんだろうと思う。
 手術の翌日(術後第1病日)は、痛みとの戦いだった。硬膜外麻酔のチューブが入っているので、そんなに痛いはずはないのだが、兎に角痛かった。Y先生に向かって暴言を吐いたようで、大変申し訳なく思っている。
ゴメンナサイ m(_ _;)m
 術後2日目からは、痛みがほとんど抑えられて、硬膜外麻酔の恩恵をフルに受けられたように感じている。

 切除した胃は図の通りで、結局胃全摘になってしまった。カミサンと娘は、手術室の前でY先生に見せてもらったのだが、何が何だか判らなかったと言っていた。
 この図を見れば、ほぼ理解できるのではないだろうか。
 この大きさで全摘になってしまったのは悔しい気もするが、前回の手術で血管を使ってしまったことや、癒着があったことなどを考えると、仕方がないと諦めもつく。