第20回:`03年10月8日


在宅ホスピスのご案内

 介護保険法が施行されてから、在宅ケアを希望される方が増えています。

 がんの患者さんでも、インフォームド・コンセントが行われるようになって、ご自分の状態をしっかりと認識された上で、最期の時間を自宅で過ごしたいという方が、多くなっています。
 けれども、介護保険の認定が受けられなかったり、身体障害者の手続きが間に合わなかったりして、社会資本の利用ができないことが、しばしばあります。
 そんな場合には、ご家族の身体的・経済的な負担が大きくなり、患者さんの希望を叶えることが出来なくなることがあります。

 そのような場合に備えて、私たちは、在宅ケアを希望される方のために、訪問看護を行っています。

 訪問看護ご紹介のパンフレットの内容を、そのまま掲載しました。
 参考にして頂ければ、幸いです。

 なお、他のホスピスでも同様のケアを行っていると思いますので、お近くの施設にお問い合わせ下さい。
「リンク」のページ、「全国緩和医療連絡協議会」で検索できます。

パンフレットできるだけ、家で過ごしたい。
在宅療養を希望される方へ

 坪井病院の在宅ホスピスケア

がんが転移したり、再発して病気を治すための治療が望めなくなった時、皆さんは、残された時間をどのように過ごしたいとお考えになりますか。

私達は、病状が進んだ段階でも、ご本人やご家族の方が自宅で過ごしたいという気持ちを持たれた時は、病気を抱えながらでも、苦痛を和らげて、安心して我が家で療養生活が送れるようにお手伝いしたいと考えています。

住み慣れた窓から見える、いつもの景色・・・
見慣れた家具、台所の音、家族の声・・・
皆さんにとって、一番大切にしたいものを支えていくのが、在宅ホスピスケアです。



 安心して自宅で療養していただくための、4つのサービス

1:訪問診療・訪問看護サービス

専属の訪問看護師が自宅へうかがい、穏やかに自宅で生活するためのお手伝いをしたり、ご相談をお受けいたします。

また、医師の診察が必要ではあるけれど通院が困難な場合は、往診を受けることもできます。

2:ショートステイ・サービス
在宅ホスピスでは、ホスピス病棟に支援ベッドを確保しています。

つらい症状が出た時の緊急入院や、医療処置が必要となった時、在宅での処置を習得するまでの期間、ご家族の都合(旅行・慶弔時・介護疲れなど)のための短期入院などにご利用いただけます。

3:デイケア・サービス
医師による処置が必要であったり、定期的検査が必要な時などは、訪問看護師が前もって予約いたしますので、外来で待たされることなく、ホスピス病棟で必要な処置や診療を受けることができます。

4:電話相談サービス
どんな小さなことでも心配なことがありましたら、24時間いつでもご相談に応じます。

※これらのサービスは、すべてホスピス病棟が窓口になりますが、訪問看護師との連携がとられていますので、安心してご利用いただけます。


私達は、こんなお手伝いをいたします。

  • 日常生活(清潔・食事・排泄・環境など)の介護の仕方を、わかりやすくお教えいたします。

  • 医療的な処置がある時は、その方法や管理の仕方をお教えし、できないところはお手伝いいたします。
     
  • 福祉サービスの利用法をアドバイスしたり、介護用品のご紹介などの情報を提供いたします。

  • 緊急時の対応や予測できる問題については、前もってお話いたします。
    状態によっては、医師の時間外診療や入院手続きなどの調整をいたします。

  • ご家族の支えとなれるよう、お手伝いをいたします。
    困っていることや不安に思っていること、また、介護に疲れた時など、お気軽にスタッフにご相談下さい。

在宅ホスピスケアを希望される方へ

◆お申し込み方法

坪井病院に通院中、または入院されている方
現在坪井病院に通院あるいは入院なさっている方は、担当医師または看護師にご相談下さい。

坪井病院は初めてという方
他の病院や診療所にかかっている方は、[ ホスピス外来 ]をご利用下さい。
ホスピス外来は、事前に電話でご予約いただければ、いつでも受診することができます。

※その際は、現在の主治医の紹介状をご持参いただくと、ご本人・ご家族の相談内容がよくわかりますので、適切なアドバイスができると思います。

◆料金・お支払い方法

  • 訪問診療料、訪問看護料などの費用がかかりますが、医療保険が適用されます。

  • 交通費は、病院からご自宅までの往復距離に応じて、一定料金(1km当たり50円)が必要です。

  • 料金のお支払いは、翌月の請求時に1カ月分まとめて外来会計でお支払いいただきます。

◆ご利用の方法・回数

  • 電話相談のみ、あるいは、デイケアのみでもご利用いただけます。

  • 訪問看護にうかがう回数は、状況に応じて、または、患者さんやご家族の希望で増減することができます。

◆お問い合わせ

  • ホスピス相談室(受付時間:月〜金、8:30〜17:00)

  • 電話:024-946-0808

  • E-Mail:soudan@tsuboi-hp.or.jp


在宅ホスピスQ & A
さまざまな「どうしよう?」にお答えします。

自宅での療養生活に、こんな心配はありませんか?

私達は、そんなあなたのお手伝いをいたします。

Q : 痛みが出てくるかもしれないし、苦しくなったらどうしよう!
 
A :
痛みやその他の苦しい症状を和らげることは、自宅でも可能です。
訪問看護師が、あなたに合った方法を担当医師と相談して、適切な処置を行います。
 
Q :
食べられないから点滴しているのに、このままじゃ帰れないよね?
 
A :
点滴や酸素吸入などの医療処置が必要でも、自宅で過ごすことができます。
そのためには、短期間ホスピス病棟に入院して技術を習得していただき、それらを訪問看護師がお手伝いをして支えていきます。
また、お風呂は、ご本人の希望に応じて、負担の少ない方法で入浴できるようお手伝いします。
 
Q : 色々な心配がありすぎて、夜も眠れない。
 
A :どんな些細なことでも、ご相談下さい。
あなたらしさを大切に!
いつも、あなたの言葉に耳を傾けています。
 
Q :看護師は、どのくらいの間隔で来てくれるの?
 
A :例えば週2回あるいは毎日とか、患者さんの体調に合わせて訪問日を決めます。
また、夜間に体調がすぐれない時や緊急時なども、随時訪問にうかがいます(24時間体制)。
状況によっては、医師も往診いたします。