第5回(6月27日 アップロード)


Duke Ellington と肩を並べるバンドリーダー Count Basie です。


  Count Basie は、ピアニスト、そしてバンド・リーダーとして Duke Ellington と並び称される存在です。

 彼のサウンドは、デューク・エリントンとも、ベニイ・グッドマンとも違ったスイング感覚あふれるものでした。

 1904年にニュージャージーに生まれたカウント・ベイシーは、`20年代にカンザス・シティでいくつかのバンドに加わり、ベニイ・モーテン楽団のピアニストとして注目され始めました。

 `35年に自分のバンドを結成し、スイング・ジャズの一つのスタイルを作り上げました。

 彼のスタイルは、デューク・エリントンの音が黒人のブルースの響きを強く感じさせるのに対して、都会的なセンスにあふれているような気がします。

カウント・ベイシー だからといって決して線が細いわけではなく、そのダイナミックなサウンドには圧倒されてしまいます。

 彼のバンドのテーマ・ミュージックでもある" One O'clock Jump "を、聴いてみてください。
 (これは、ベイシー自身の作曲です。)

 エンディング近くのブラス群の畳みかけるような響きに身を任せると、ビッグバンド・ジャズの神髄に触れたような気分にさせてくれます。

 彼のピアノは独特な奏法で、時には一本指で弾いているのではないかと錯覚させられるほど、音が少ないのです。
 この辺もデューク・エリントンとの違いでしょうか。

 彼も沢山の歌手とレコーディングしています。彼のバンドの専属歌手だったジミー・ラッシングやジョー・ウィリアムス(ベイシーと一緒に来日したときに聴いて、その声に圧倒されました。特に" Everyday I Have The Blues "には、しびれました。)とのレコーディングも素晴らしいのですが、こんちゃんが好きなのは、エラ・フィッツジェラルドと一緒の" Era & Basie "というレコードです。

 " Shiny Stockings "、 " Satin Doll "、" On The Sunny Side Of The Street "、" Honeysuckle Rose "など、どれをとっても絶品です。

 歌手との競演だけが素晴らしいわけではなく、もちろんカウント・ベイシー・オーケストラとしての演奏も超一流です。

 " Jumpin' At The Woodside "、" Goin' To Chicago Blues "(2曲ともベイシーの作曲)、" How High The Moon "、 " Cherokee ", " Blue & Sentimental "、 " Jive At Five " など、いずれもスイング感あふれる名演を聴かせてくれます。

 " One O'clock Jump " は、ベニイ・グッドマンもカーネギー・ホールのコンサートで演奏していましたね。
 グッドマンの演奏も引き締まっていて素晴らしいのですが、やはりベイシー・オーケストラの迫力には一歩譲らざるを得ないようです。

 カウント・ベイシーは、1984年に80歳で亡くなりました。