石田衣良さんが直木賞を獲得した小説を映像化したドラマです。
`04年7月にWOWOW で放送され、ギャラクシー月間賞に選ばれました。
今年度の芸術祭参加作品として、11月3日に再放映されます。

このドラマは、`04年度芸術祭優秀賞に選ばれました。

このページに載せるのは相応しくないかも知れませんが、
周平&圭吾パパが製作に携わったということで、お許し下さい。

監督: 廣木 隆一
原作: 石田 衣良    脚本: 斉藤ひろし
製作: 青木 竹彦、 アソシエイト・ :
プロデューサー
神野 智、
原 公男
出演: 角田紳太郎 (テツロー), 若葉 龍也 (ジュン)、
落合 扶樹 (ナオト)、 柄本 時生 (ダイ)、
菅原 文太、 中尾 ミエ、 蛍原 徹、 寺島 進、
hanae*

4TEEN-1 東京・月島、隅田川沿いに立ち並ぶ高層ビルの間を、自転車の乗った三人の少年達が渋谷へ向かって走り抜けていく。
 彼らはウェルナー症候群(早老症)という難病で入院しているナオトに、誕生日のプレゼントをしようとしていた。 彼らは、ナオトが死ぬ前に、女性を知って貰おうとしていたのだ。
 渋谷で女性に声を掛ける少年達。 結局は、デリヘルの女性に頼ることになってしまった。
 病室で「僕はだめなんだ」と、女性の胸に顔を埋めて泣くナオト。 優しく、そっと抱きしめる女性。
 川岸で待っていた少年達に、「すごかったよ。もうヒリヒリ」と告げて立ち去る女性。
 中学の担任(蛍原徹)から、ひきこもりで不登校になっているルミナ(hanae*)に授業の資料を届けるように頼まれたテツローは、彼女の家を訪れ、次第に心を通わせるようになっていく。
4TEEN-2 夏休みに入って、四人の少年達は、花火見物の場所を確かめに空き倉庫の屋上に上った。 そこには、一人の老人(菅原文太)が寝ていた。 老人は赤坂という医師で、末期がんで余命が少ないことを知って、妻との想い出の海が見える場所で死にたいと考えていたのだ。 自分がここにいることを誰にも話さないように口止め料を渡すが、少年達は、その金で舟をチャーターして、赤坂を乗せて海を見に出掛ける。
 ダイの父親は飲んだくれで、酒に酔っては子供に暴力を振るっていた。 ある日、酔って嘔吐した父親を家の外へ放りだしたために、吐いた物を喉に詰まらせて父親は死んでしまった。 それがきっかけとなって、ダイは不良仲間に引きずり込まれてしまう。
4TEEN-3 残された三人は、ダイを自分達の方へ取り戻したいとダイの家の前で待っていた。
 そこへ、ダイの父親が死ぬ前にダイのために注文していた特注のマウンテンバイクが、届いた。
 三人からそれを聞いたダイは、不良仲間から抜けることを決意する。
 ジュンの祖母(中尾ミエ・・好演!)の経営するもんじゃ焼き屋で作戦を練る彼らに、祖母は「なにをするのか知らないけど、しっかりやんなよ。骨は拾ってやるから」と励ます。
 不良仲間と戦う四人。 ナオトを必死でかばうダイ・・・

4TEEN--4 夏休みが終わって最初の登校日、四人の前に、笑顔で登校するルミナの姿があった。
 ルミナを囲んで学校へ入っていく少年達・・・

4TEEN-5 隅田川沿いに立ち並ぶ高層ビルと、下町の雰囲気を残す古い街並みが共存する街で暮らす少年達。
 様々な人々との交流や事件を通して、少しずつ変わっていく彼らの日常を丁寧に綴った、瑞々しく、しゃんとした背筋の通ったドラマ。 難病やひきこもり、親からの虐待といったエピソードが決して重くなく、淡々と日常生活の延長として描かれている。

 主役の四人を演じた少年達の気負わない演技も、普通の中学生が普通に会話している雰囲気をよく伝えている。
 人と同じくらいの比重で街の風景を見せる演出も、「変わるものと、変わらないもの」という、少年達と月島という街の両方に当てはまるテーマを浮き上がらせていた。

 オープニングに使われた、"はっぴいえんど"の「風をあつめて」、ラストに使われた"ケツメイシ"の「涙」も、効果的だった。
          (GALAC 2004.10月号  岩根彰子氏の批評から)


 こんちゃんにとっては、ビルの谷間に佇む街・・・というよりは「町」の風景が、とても懐かしかったです。
 中尾ミエさん演じるもんじゃ焼き屋のおばちゃん・・・ああいう気のいい人が、必ずいたんですよね。
 中学から高校にまたがる時間を、ジンワリと思い出させてくれたドラマでした。