第1回(2月20日アップ・ロード)


「真昼の決闘」1951年制作

監督:フレッド・ジンネマン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:ゲイリー・クーパー、グレイス・ケリー、


概 要

 ゲイリー・クーパー扮する保安官ウィルは、今日エイミーと結婚し、退職して町を離れることになっていた。

 そこへ、かって彼が逮捕して刑に服していたならず者フランクが、刑期を終えて出獄してくるとの知らせが入った。彼は、保安官に復讐することを公言していて、子分達が駅に出迎えに来ている。

 ウィルは、町の人々に協力を頼むが、冷たくあしらわれてしまい、仕方なく自分一人で立ち向かうことになる。

 ここから先は、列車の到着する12時までを実際の時間とマッチさせて進行する。映画では時計のカットを随所に取り入れて、緊迫感を盛り上げている。

 決闘が始まると、町の人達が窓越しに見守る中で、保安官が一人で闘うのですが、最後は、あわやという時に…結末は「言わぬが花」ですかね (^_^)


感 想

 この映画を最初に取り上げたのは、映画の出来が素晴らしいのは勿論ですが、私が初めて覚えた英語の歌が、この映画の主題歌だったからです。

 ディミトリ・ティオムキンの作った主題歌「High Noon」は、テックス・リッターの低音の素晴らしい歌声で、大変流行りました。後にフランキー・レインも歌っていますが、やっぱりテックス・リッターがベストです。

  "Do not forsake me oh my Darling
   On this our wedding-day …"

という歌詞を聞くと、映画のシーンがまざまざと浮かび上がってきます。

 ゲイリー・クーパーは強い保安官ではなく、ちょっと気弱な感じがよくでていて、好演でした。グレイス・ケリーは初めての主演ではなかったかと思いますが、とても初々しくて、しかもちょっと知的な感じがして、素晴らしかったです。この映画がきっかけで、一気に人気が出ました。

 後にマカロニ・ウエスタンで人気を博したリー・バン・クリーフが、子分役で出ています。

 映画と映画音楽との関係は車の両輪のようなもので、「タイタニック」でもそうだったように、その歌(曲)を聞くと、映画の世界に引き込まれてしまいます。

 映画が、総合芸術である所以なのだと思います。

 こんな感じで、これからも私の好きな映画を取り上げて行きたいと思っています。 気に入ったら、コメントをお待ちしています。